お風呂浄水器はお肌にいい？水道水に含まれる塩素の恐るべき皮膚への影響とは

なぜ、いま浄水器がお風呂にも取り付けられているのか？水道水を浴びるリスク

最近では飲み水に使われる浄水器以外にも、

お風呂浄水器が注目され、使われています。

 

女性同士で、特にダイエットに関する悩みは共有されていますが、

意外とお肌の悩みは相談しにくかったりしますよね。

 

実は、お肌のトラブルは、日ごろ浴びているシャワーに浄水器を付ければ

解決する可能性があることをご存知でしたか？

 

こちらではお風呂浄水器のメリットデメリット、

日常生活では欠かせない水道水について触れていきます。

 

水道水の残留塩素の酸化作用

日本の水道水は飲み水としては非常に安全な反面、

世界で最も塩素濃度の濃い水と言われています。

 

塩素は消毒、殺菌に使われます。

極端な話、塩素は濃度によっては、タンパク質を溶かすほどの劇薬。

決して皮膚や髪にいいとはいえません。

参考：ウィキペディア　残留塩素について

 

髪のキューティクルが痛む

髪のキューティクルはたんぱく質ですが、

塩素によって、髪の表面のキューティクルがはがれることが明らかとなっています。

ちなみに水道水はPH７であり、中性ですが、

髪の毛や皮膚がベストなのは、PH４．５から５．５で弱酸性。

塩素によるダメージにプラスして、中性である水道水に触れるだけで傷んでしまいます。

 

皮膚のタンパク質も残留塩素で酸化され、分解されて肌荒れになる

髪の毛だけではなく、皮膚も塩素により酸化されます。

また、タンパク質が分解されるため、

アレルギーの原因となったり、お肌がピリピリとする理由なのです。

お風呂浄水器を取り入れて、塩素を除去しただけで

お肌がすべすべになったという人もいるくらいです。

アトピー肌、敏感肌、乾燥肌の方は一度お風呂浄水器を試してもらいたいですね。

下記にお風呂浄水器のメリットを書いていきます。

 

お風呂浄水器メリット　取り付けるべきこれだけの理由

水道水がお肌によくないという話は、残留塩素が原因と前述しました。

それでは、逆にお風呂浄水器を付けるメリットは何でしょうか？

 

お風呂浄水器を使うと、やさしいお湯になる

通常の水道水と、お風呂浄水器で残留塩素を除去した水とで、

シャワーを浴びると明らかな差が出ます。

まるで天然水でシャワー浴びているような感覚で、

お肌のピリピリ感もなく、なめらかな肌触りを実感できます。

 

アトピー性皮膚炎への効果

アトピー性皮膚炎の原因は、

食事や遺伝、アレルギー性などにもよるので一概には言えませんが、

お肌への刺激が一つの原因というのは明らかです。

実は、アトピー性皮膚炎と、ぜんそくの子供が増えたのは、1960年代です。

その理由は、水道水の塩素濃度の激増。

戦前は井戸水でしたので塩素はほぼ含まれていません。

アメリカのGHQ指導で、塩素の投入がスタート、

高度成長時期で、河川や海が汚れ、塩素なしには水道水は飲めなくなってしまったのです。

比例して、日本のアトピー患者数は世界的に見ても高いことがわかっています。

アトピーの人は、皮膚が薄いです　。

それだけ肌が壊れやすいわけで、塩素濃度の高いシャワーを浴びるだけで、肌細胞が壊され、

肌のバリア機能とセラミドが流れてしまいます。

壊れた皮膚から、ダニ、黄色ブドウ球菌などが侵入し、アトピー性皮膚炎の原因の一つとなるのです。

 

赤ちゃん肌への効果

 

水道管の老朽化

日本の水道管の現状をみたら驚くかもしれません。

２０１５年、全国の1割の水道管が交換期限を過ぎて老朽化が進んでいる

という発表がされています。

発がん性物質発生

水道水には、トリハロメタンという発がん性物質が含まれています。

温度が上がるにつれて、発がん性物質ができやすくなります。

それをシャワーで水蒸気として呼気から吸ってしまうと、

たったの15分間のシャワーで2リットルの水道水を飲んだと同じ塩素量が体に取り込まれます。

鼻粘膜からの吸収が高いことがわかりますね。

塩素と発がん性物質の水蒸気を呼吸で取り込んでします。

残留塩素を含むシャワーを浴びているリスクは理解いただけたと思います。

さらに怖いのは、霧状になった状態の水道水。

シャワーで霧になった水道水の中で呼吸するということは、

活性化された水素ガスを風呂場で吸い込むことになります。

つまり、鼻粘膜、肺粘膜が水道水の残留塩素によって壊されて、花粉とダニが侵入します。

花粉症、ぜんそく、鼻炎など、アレルギー性症状の要因はシャワーによる塩素ガスといえます。

 

お風呂浄水器購入後の問題点

これまで、お風呂浄水器購入のメリットと水道水の危険性について述べてきましたが、

お風呂浄水器購入のデメリットはあるのでしょうか？

下記に、お風呂浄水器購入の問題点を列挙していきます。

お風呂浄水器は定期的な手入れが必要

お風呂浄水器は、定期的にカートリッジの交換が必要で、

塩素を除去するため、長期間、水を保存することはできません。

なので、浄水器を通したらすぐに使うという意識が必要です。

お風呂ですので、使う際にシャワーもとに着けておけば問題ありません。

また、カートリッジ交換の際に、清掃するなど、定期的に手間がかかります。

設置場所の問題

ご自宅のお風呂サイズに寄りますが、設置場所が必要です。

どのメーカーのお風呂浄水器をつかうかによりますが、

風呂場の面積を設置場所を取られます。

初期費用の問題

風呂用浄水器を初期購入する際のコストがかかります。

こちらもメーカーによるので、下記風呂用浄水器の選び方の項目で、価格を確認してみてください。

カートリッジを変更する必要があり、定期的に費用がかかる

こちらもメーカーによりますが、各地域の水質によっても異なります。

目詰まりなど起こすので、カートリッジの交換は、メーカーの説明書通りに行う必要があります。

カートリッジの費用が定期的にかかるのは経済的なデメリットといえます。

カートリッジ費用は、15000円前後であることが多いです。

 

お風呂浄水器の選び方

風呂用浄水器のメリットとデメリットを記載してきましたが、

いざ、お風呂浄水器を購入しようと思ってもなかなか選べないかもしれません。

現在数多くの風呂用浄水器が発売されているので、

性能、値段、日本浄水器協会の情報を参考にしながら、

検討してみてください。

参考：日本浄水器協会　http://www.jwpa.or.jp/

 

カートリッジ残留塩素の処理能力

風呂用浄水器のカートリッジ脱塩素能力はそれぞれのメーカーによって異なります。

酸化還元フィルターの性能が高いメーカーのものを選ぶのが重要です。

使用水量や、水質、水圧、水温、利用地域、残留塩素濃度など

地域や、各家庭によって利用条件が異なりますが、

値段が高いものほど性能が高い傾向にはあります。

 

NSF認証のお風呂浄水器を選ぶ

せっかく購入するなら、性能のいい風呂用浄水器を買いたいですよね。

お風呂浄水器は、値段も性能もメーカーによってピンキリです。

まず、NSF認証のあるお風呂浄水器を選ぶことが大前提です。

NSF認証とは

NSFとは、National Sanitation Foundation Internationalの略で、衛生面を検査する国際機関です。

浄水器だけでなく、食品、飲料水、サプリなど、多岐にわたります。

 

70年以上の歴史があり、どの国の政府にも属さない

衛生面においては、最も信用できる第3者機関といえます。

 

【NSFの詳細】

公式サイト　：　http://www.nsf.org/

本部　アメリカミシガン州

設立　1944年

 

NSF認証お風呂浄水器を紹介

それでは、世界基準を満たしたNSF認証のお風呂浄水器を紹介していきます。

 

クリスタルクォーツ

濾過能力　10万リットル

カートリッジ交換期間　15カ月

価格　１３７５３円

 

クリスタルシャワーヘッド

濾過能力　1．1万リットル

カートリッジ交換期間　２カ月

価格　１５０４４円

 

BASUPO

濾過能力　4000リットル

交換期間　20日

価格　２５００円

 

シャワーヘッドよりは、据え置き型のお風呂用浄水器がおすすめです。

価格的にも中長期で使うなら、据え置き型のほうがいいといえます。